『スチュアート・リトル』/"STUART LITTLE"
2000年7月15日より日比谷映画ほかにて公開

1999年/アメリカ/1時間24分/ビスタ・サイズ DDS/ドルビーSRD/字幕翻訳:戸田奈津子/コロンビア映画作品

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/サントラ盤:ポリドール/宣伝:トライアル

◇監督:ロブ・ミンコフ ◇製作:ダグラス・ウィック ◇製作総指揮:ジェイソン・クラーク、ジェフ・フランクリン、スティーブ・ウォーターマン ◇脚色:M・ナイト・シャマラン、グレッグ・ブルッカー ◇原作:E・B・ホワイト ◇特殊視覚効果シニア・スーパーバイザー:ジョン・ダイクストラ ◇視覚効果:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス ◇美術:ビル・ブルゼスキー ◇撮影:ギレルモ・ナヴァロ ◇編集:トム・ファイナン ◇衣装デザイナー:ジョセフ・ポロ ◇アニマル・スタント・コーディネーター:ブーン・ナー ◇音楽作曲:アラン・シルベストリ

◇キャスト:マイケル・J・フォックス(スチュアート:声)、ジーナ・デイビス(ミセス・リトル)、ヒュー・ローリー(ミスター・リトル)、ジョナサン・リップニッキー(ジョージ・リトル・ジョナサン)、チャズ・パルミンテリ(スモーキー:声)、スティーブ・ザーン(モンティ:声)、ブルーノ・カービー(ミスター・スタウト:声)、ジェニファー・ティリー(ミセス・スタウト:声)、デビッド・アラン・グリアー(レッド:声)



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【解説】

◆『トイ・ストーリー』を抑え、全米初登場No.1
全米興収1億3500万ドルを突破した大ヒット・ムービー!


ニューヨーク、セントラルパーク沿いの五番街の一角、
高層ビルに挟まれて建つ、小さくて可愛いブラウンストーンの家。
そこに住むリトル夫妻は、
一家にびっくりするような新メンバーを連れて帰ってきた…。
彼の名前は“スチュアート”。
“同じ人間の中で養子縁組をするように”との
養護施設のミセス・キーパーの勧めにも関わらず、
リトル夫妻の顔は新しい子の両親となった喜びで一杯。しかし―。

すでに50年以上も多くの家族たちを楽しませてきたアメリカの作家E・B・ホワイトの名作をもとにつくられたファミリー・エンタテインメント『スチュアート・リトル』。

大きな心を持った小さなヤツ“スチュアート”は、彼にとってとてつもなく大きな世界で自分の家と呼べる場所、心の拠り所を求めている。リトル家に養子にもらわれた時から、彼の大敵である飼い猫のスノーベルをはじめ、いろいろなキャラクターたちとの冒険が始まる。

リトル家の人々を演じるのは、アカデミー賞受賞者ジーナ・デイビス、ジョナサン・リップニッキー、そしてヒュー・ローリー。冒険を通して、スチュアートは真の意味での家族、忠義、友情などについて学んで行く。一方、監督は、『ライオン・キング』の共同監督の1人、ロブ・ミンコフ。脚色は『シックス・センス』でメガヒットを飛ばしたM・ナイト・シャマラン。

SFX監督に『スター・ウォーズ』でアカデミー賞を受賞したジョン・ダイクストラを迎え、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスの最新技術と最高のスタッフ陣の手により、映像化されたこの作品は、本年度アカデミー賞視覚効果賞にノミネートされた。 全米で2000年のオープニングをNo.1でスタートした『スチュアート・リトル』が、いよいよこの夏、日本にやって来る!



 




【プロダクションノート】

■スチュアートが愛される理由

「スチュアートは、ネズミの視点から世界を見ているヤツではないんだ。彼は、自分が他の人たちとは外見的に違うということは認識しているけど、そんなことは彼にとって重要なことではない。」と監督のロブ・ミンコフは言う。

製作のダグラス・ウィックはこう見る。「子供は誰でも、自分たちが親とは違っているように感じるものだ。子供は、いつも(大人の)ひざの高さから世界を見ている。だから彼らの目には、とても理解しがたく、こわい世界に映る。だから、スチュアートのように、大きな心を持って世界に出ていって問題を解決できる主人公に、人々はとても勇気づけられるんだ。」




■最新SFX技術が可能にしたスチュアートの映像化

この作品によって、今後デジタルキャラクター制作の分野は大きく前進することになった。「洋服を着て、2本足で歩いてセリフを言うように訓練されたネズミを見つけることができなかったんだよ。」と共同製作者のジェイソン・クラークは冗談まじりに言う。「だからこのストーリーを語るための技術を考え出す必要があった。今回この作品で我々がやったことは、5年前には不可能だったことだ。」

しかし、彼らにとってのチャレンジは、この近未来的なデジタル・マジックを使って、50年前にE・B・ホワイトが造ったクラシックなキャラクターの精神(魂)を映像化することだった。

ミンコフの監督のもと、アカデミー受賞者である特殊視覚効果シニア・スーパーバイザーのジョン・ダイクストラ、アニメーション・スーパーバイザーのヘンリー・アンダーソン、そして特殊視覚効果スーパーバイザーのジェローム・チェンが結集し、現実の世界に存在し、自由に動き、呼吸するような3次元のキャラクターを作るという目標に向けて努力を重ねた。

「彼が俳優や動物たちと一緒にいるシーンで、一瞬たりとも彼がコンピューターで造られたものだと思わせないよう、本物らしく見えるようにしなければならなかった。」 とチェンは言う。ジョン・ダイクストラは付け加える。「もし、あなたがたがスチュアートに共感しないようであれば、我々がきちんと仕事を果たさなかったということです。」 イメージワークス社の最先端の技術とデジタル技術によって、スチュアートの容姿が作られ始めたのは、1997年の7月だった。

ミンコフ監督とアニメーション・スーパーバイザーのヘンリー・アンダーソンは、パントマイムのアーティスト、ビル・アーウィンの動作を参考にしながら、スチュアートの動きを形作り始めた。アニメーターたちは、スチュアートの動きをアニメーション化するためのキーフレーム技術にビルの体の動きを生かした。「スチュアートの毛や衣装を作るという単純なことが、実はとんでもなく大変なことだった。本物のように毛が動き、艶めくような毛にしなければならなかったから。」とチェンは言う。

スチュアートの頭には300,000本以上の毛が描かれ、えくぼやヒゲは後から付け加えられた。またスチュアートのユニークな衣装は、人間が着用している時と同じように曲がったりシワが寄らなければならなかった。このためにアニメーターたちは、裁縫の授業を受けた。そして可能な限りリアルな効果を生むために、生地をいかに縫うかを学んだのだ。また、適正な照明を見つけること、特にステージ上の照明をCGの物にあてられている照明に合わせることも気の遠くなるような作業であった。

「どこから見てもリアルなスチュアートを作るためには我々は、セットの影が映っている銀の玉の写真を撮った。そして、その影をキャラクターの目に入れたんだ。本物の目の中に本物の世界が映るのと同じようにね。」ダイクストラは説明する。

スチュアートの手を完璧に仕上げる際にも、アーティストたちは同じように細かい気配りをした。ミンコフ監督はいろいろなプロトタイプを見ているうちに、スチュアートの手をネズミよりも人間の手に近いものにしようと決めた。スクリーンテストが重ねられた結果、最終的にスチュアートの手は小さな男の子の手に似たものになった。

スチュアートの制作は、この映画を作るのに要した複雑な作業のごく一部にすぎなかった。生き生きと息づいているようなキャラクターがコンピューターによって作られた後、スチュアートの画像が各シーンに細心の注意をもって加えられていった。それらのシーンの多くには、人間や調教された本物の猫とスチュアートの対話があったために作業はより困難なものとなった。



■もう一人の主役は?猫。

この作品には、8匹の猫が出てくる。彼らを演じさせるために、ブーン・ナー氏のアニマルズ・フォー・ハリウッド社は、23匹ものさまざまな種類の猫を調教した。ネイサン・レインが声を担当したリトル家のペット、スノーベルを演じたのは、5匹の互いにそっくりな白いチンチラペルシャ猫だった。彼らはそれぞれ特定の作業をするように調教されていた。「動物たちの演技が上手く行くということは、彼らが舞台脇のトレーナーたちを見ずに、他のキャラクターたちと実際に反応し合うということなのだが、それは運によるところが大きかった。」とナー氏は言う。

確かに、これらのシーンを撮影するにあたっては、動物トレーナーたちは、予想以上に多大な忍耐と柔軟性を要求された。特に他の猫たちが一緒に演じる時には、予想外の行動をするからである。ナー氏は、8人のトレーナーたちをセットのいろいろな場所に配置して猫たちの演技を指導させた。スノーベルの場合、トレーナーたちが特に心配したのは、スチュアートとのやりとりである。なぜなら、この天敵同士の関係がこの映画の中枢となるからである。

ミンコフは説明する。「スノーベルはネズミを嫌っている。そのネズミが誰であろうと、とにかく嫌いなんだ。スチュアートがリトル夫妻の養子になったということは、その嫌悪感に拍車をかけるだけ。スノーベルは、自分が家族から押し出されたかのように感じる。ネズミの方が彼より大切な存在になってしまったと。猫だったら当然傷つくだろう?」。



■モータウンが手掛けたサウンド・トラック!

絶大な人気を誇るロカビリーの雄、ブライアン・セッツァー・オーケストラ(イフ・キャント・ロック・ミー)、カントリー界のディーバ、トリーシャ・イヤーウッド(ユーアー・ホエア・アイ・ビロング)を始め、全英で大人気のS Club7、キュートな黒人3人組、702、ラテン・フレイバーが楽しいルー・ヴェガ、全米R&B界を代表する、ブライアン・マックナイトなど映画同様楽しめる全14曲を収録したサウンド・トラックは、全米でも話題沸騰中!(6月1日よりポリドールより発売)


 




【ストーリー】


リトル家は理想的な家庭。やさしいパパ(ヒュー・ローリー)、ママ(ジーナ・デイビス)、幼い一人息子のジョージ(ジョナサン・リップニッキー)、猫のスノーベルの四人家族で、ニューヨークのビルの谷間に建つ、小さな、ちょっと古風な家に暮らしている。幸せいっぱいの家族だけれど、弟を欲しがっているジョージのために、リトル夫妻は養護施設に養子をもらいにいく。

養護施設に着いたリトル夫妻は、元気がよくてかわいい子供たちがあんまり大勢いるので、迷ってしまう。「どの子を見ても素敵…」ふたりでため息をついていると、下の方から声がする。「素敵なのはあなたたちの方だよ。お互いかけがえのない家族なんだね。」 声の主を探すと、ふたりの間に小さな白いネズミがすわっている。こうしてスチュアート(声:マイケル・J・フォックス)に出会ったリトル夫妻は、その賢さと家族に憧れるいじらしさに、いっぺんで彼を気に入り、養子にもらい受ける。

ところが、新しい弟に会えるのを楽しみに学校から帰ってきたジョージは、スチュアートが人間でないので喜ばない。猫のスノーベルは、スチュアートが人間並みに扱われている上に、自分がネズミのペットになるということが気に食わない。スチュアートにとっては先が思いやられる、リトル家でのスタートだ。

新しい家族ができたことを祝って、ある夜仲良しの親戚一同がリトル家に集まってくる。好人物のおじさんやおばさんは、最初こそスチュアートがネズミであることに驚くものの、それぞれに贈り物をくれる。ボーリングのボールに自転車、パパもおじさんもこれでキャッチボールをしたという、リトル家に伝わる野球のボール…。どれも大きすぎて使えないものばかりだが、スチュアートは家族を持つという夢がかなって大喜び。

だが、「ネズミにキャッチボールなんてできるかよ。こんなやつ、弟じゃない!」とついにジョージが不満をぶちまける。スチュアートにとっては何よりつらい。その夜、リトル夫妻のベッドに潜りこんだスチュアートは、「自分のほんとうの家族のことを知りたい」と養父母に打ち明ける―。

スノーベルの餌をたかりに、ちょくちょくやってくる悪猫のモンティがいる。ある日、そいつに追いかけられたスチュアートは、ジョージの部屋へと逃げこんだ。そこにはジョージがパパと丹精込めて作ったさまざまな模型があふれていた。中でも目を引いたのがまだ未完成のヨット。「子供のヨットレースがあるけど、小さいから出場できない。」と言うジョージに、「僕と挑戦してみようよ。」と励ますスチュアート。弟はむりだが、ジョージの友達にはなれたようだ。

セントラルパークでの模型ヨットレースの日。スチュアートはリモコンを運んでいて人混みにもまれ、壊してしまう。子供達からは馬鹿にされ、しょげるジョージに「大切なのは決してあきらめないことだよ。」とさとすパパ。その言葉通り、スチュアートが自らセーリングして、様々な妨害にもめげずついに優勝!

親戚一同もお祝いに駆けつけ、トロフィーと共に家族四人で記念撮影に収まる。スチュアートが今度こそ「幸せの絶頂」と思えたその時、玄関に客が。なんとスチュアートの両親を名乗るネズミの夫婦だった。お行儀の悪い父親のレジナルド、服装の派手な母親のカミーユをリトル夫妻は怪しむが、「人間にはネズミの心を満たすことはできない。」と言われ、スチュアートを泣く泣く引き渡す。地下室にこもってしまったジョージも最後に駆け出してきて、一番の宝物であるおもちゃのロードスターをプレゼント。ネズミ一家はその車でリトル家を去る。

ところが、リトル家を訪れた養護施設の職員が、「スチュアートの本当の両親は、何年も前にスーパーで缶詰の下敷きになって死んだ。」と告げる。実はネズミの夫婦は、嫉妬したスノーベルが悪猫仲間に脅され、スチュアート引き渡す取引をしていたのだった。 スチュアートを外へ誘き出すことに成功した悪猫たちは、「今度は俺達の手で…」と彼に迫る。セントラルパークを舞台に、悪猫たちとスチュアートの追跡劇が始まった―。





 




【キャスト】

■マイケル・J・フォックス(スチュアート・リトルの声)

マイケル・J・フォックスは、現在ABCテレビの人気シリーズ番組“Spin City”に副市長マイケル・フラーティとして出演している。もうすぐ4シーズン目を迎えるこの番組で、マイケルはすでにゴールデン・グローブ賞、ピープルズ・チョイス賞そしてエミー主演男優賞にノミネートされている。またフォックスには、7シーズンにわたって放送されたNBCの人気シリーズ“ファミリー・タイズ”でも視聴者によく知られている。この番組では金亡者のアレックス・P・キートンを演じて、エミー賞を3度とゴールデン・グローブ賞を一度受賞した。さらに彼は、その才能を監督業にも生かし、“Tales From the Crypt”の忘れがたいエピソードを監督した。

フォックスの出演した映画は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ、『アメリカン・プレジデント』『ハード・ウェイ』『摩天楼はバラ色に』『再会の街―ブライトライツ・ビッグ・シティ』『ティーン・ウルフ』『カジュアリティーズ』。

アルバータ州のエドモントン生まれ。現在はニューヨーク市に妻である女優のトレーシー・ポランと3人の子供たちと共に暮らしている。



■ジーナ・デイビス(ミセス・リトル)

ジーナ・デイビスは、ローレンス・カスダン監督の『偶然の旅行者』で型破りな犬の調教師、ミュリエル・プリチェットを演じて、アカデミー助演女優賞を受賞した。また、リドリー・スコット監督の『テルマ&ルイーズ』ではテルマを演じてアカデミー賞及びゴールデングローブ賞にノミネートされた。また野球の名選手に扮した『プリティ・リーグ』でもゴールデン・グローブ賞にノミネートされている。

『トッツィー』で映画デビューを果たした彼女が、その後忘れがたい演技を披露した作品は、『ザ・フライ』『ビートルジュース』『ヒーロー/靴をなくした天使』『カットスロート・アイランド』『ロング・キス・グッドナイト』。

マサチューセッツ出身、ニュー・イングランド・カレッジとボストン大学で演劇を学んだ。



■ヒュー・ローリー(ミスター・リトル)

ヒュー・ローリーが、当時の共演者、スティーブン・フライとエマ・トンプソンとともに頭角をあらわしたのは、1981年のケンブリッジ・フットライト・レビューであった。彼らが出演していた受賞作“The Cellar Tapes”は1982年にBBCで放送された。

その後、ローリーはローワン・アトキンスのBBCシリーズ“The Black Adder”にレギュラー出演した。またチャンネル4のシリーズ“Upline”にも出演した。ローリーは、スティーブン・フライとともにBBCの一時間特別番組“A Bit of Fly and Laurie”の脚本・主演をした。クリスマスに放送されたこの番組は、その後、世界中に熱狂的なファンを持つ長寿番組となった。

彼が出演した映画は、『ピーターズ・フレンズ』『いつか晴れた日に』『101』。来年公開されるものに“Maybe Baby”“Blackadder Back and Forth”がある。

俳優の他に、ローリーは監督、ライター、ミュージシャンとしても活躍している。



■ジョナサン・リップニッキー(ジョージ)

10歳のリップニッキーは、5歳のときにヒット作『ザ・エージェント』で映画デビューを果たした。この作品で愛らしいレイ・ボイドを演じた彼は、ナショナル・ブロードキャスト・フィルム・アソシエーションから“1999年ベスト・チャイルド・パフォーマー”に選ばれた。最近では夏のヒット作『ドリトル先生』で声優として出演をした。リップニッキーは“Jeff Foxworthy Show”にレギュラー出演し、CBSのシリーズ番組“Meego”にも主演クラスの役で出演した。

本作品がクランク・アップしたのち、リップニッキーは、スコットランドでアンジェラ・ソマー・ボーデンバーグのベストセラーをもとにした“The Little Vampire”のロケ撮影に入っている。ロサンゼルス生まれの彼は、学校生活もエンジョイしており、特に科学の勉強が好きで、趣味は手品を学ぶこと、エレキギター、野球と武道の練習である。彼はVale Tudo(エクストリーム・ボクシング)を学んでおり、ブラジルの柔術でイエロー・ベルトを取得している。



■ネイサン・レイン(スノーベルの声)

1956年、ニュージャージーに生まれたネイサン・レインは、映画、テレビ界で傑出したコメディアンとして20年間にわたって活躍している。この作品の他、レインは大ヒットとなった『ライオン・キング』と、近々公開の『タイタン A.E.』にも声優として参加している。彼がこれまで出演した映画は、『バードケイジ』『マウスハント』『アダムス・ファミリー2』『ジョー満月の島へ行く』『恋のためらい』『フランキーとジョニー』。


■ジェニファー・ティリー(カミーユ・スタウトの声)

ジェニファー・ティリーは『ブロードウェイと銃弾』でのオリーブ役でアカデミー賞及びアメリカン・コメディ賞の助演女優賞にノミネートされた。また『ライアー、ライアー』でもアメリカン・コメディ賞にノミネートされた。

彼女の最近の出演作は、インディーズ映画『Relax,It's Just Sex』と『チャイルド・プレイ/チャッキーの花嫁』であった。後者ではチャッキーの人形の姿をした友人ティファニーを演じた。その他の出演映画は『バウンド』『ゲッタウェイ』『メイド・イン・アメリカ』『恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』、今後の作品は、『Dancing at the Blue Iguana』『Cord』『The Crew』そして『Do Not Disturb』。



■ブルーノ・カービー(レジナルド・スタウトの声)

ブルーノ・カービーは、数々の映画でシリアスな役とともにコメディー的役もこなし、観客を楽しませてきた。『フェイク』『スリーパーズ』『バスケットボール・ダイアリーズ』『シティ・スリッカーズ』『恋人たちの予感』『ドン・サバティーニ』『グッド・モーニング・ベトナム』『俺たちは天使じゃない』『ゴッドファーザー パート2』。ブロードウェイでは“Lost in Yonkers”他多数の作品に出演した。


■チャズ・パルミンテリ(スモーキーの声)

チャズ・パルミンテリは、ウディ・アレンの『ブロードウェイと銃弾』の演技で1995年アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。また同作品でインディペンデント・スピリットの助演男優賞と映画俳優組合賞にノミネートされた。

彼の出演作は『アナライズ・ミー』『狼たちの街』『ジェイド』『ユージュアル・サスペクツ』。



■スティーブ・ザーン(モンティの声)

スティーブ・ザーンは、数々の質の高い舞台劇や映画に出演している多才な俳優である。 彼が最近出演した作品は、エルモア・レナードのベストセラー小説を映画化した『アウト・オブ・サイト』で、ジョージ・クルーニーとジェニファー・ロペスと共演した。この他『ユー・ガット・メール』にも出演している。

その他に彼が出演した映画は『クリムゾン・タイド』『レース・ザ・サン』『すべてをあなたに』。次の作品は、ミラマックス社のコメディ『Happy,Texas』。また来年公開されるミラマックス社の現代版Hamletでは、イーサン・ホークと共演している。 現在は、ブラック・コメディ“Shiny New Enemies”の撮影に入っている。



■デビッド・アラン・グリアー(レッドの声)

デビッド・アラン・グリアーの次回作は、ボニー・ハントの監督デビュー作品で、デビッド・デュコックニーとミニー・ドライバー主演の『Return To Me』である。

その他の出演映画は『ジュマンジ』『プランクマン・フォーエバー』『テイルス・フロム・ザ・フッド』『イン・ザ・アーミーこちら最前線、異常あり』『ザ・プレイヤー』『ブーメラン』『キャノンズ』。




【スタッフ】

■ロブ・ミンコフ(監督)

ロブ・ミンコフ監督は、大ヒットとなったディズニー・アニメ映画『ライオン・キング』の監督の一人であった。カリフォルニア・インスティチュート・オブ・アーツのキャラクター・アニメーション・プログラムで学んだ彼は、ウォルト・ディズニーでアニメーターとして『リトル・マーメイド』、『美女と野獣』などのアニメ作品のキャラクターデザインやストーリーの企画に携わった。カリフォルニア州、パロアルトで生まれ、現在ロサンゼルス在住。


■ダグラス・ウィック(製作)

ダグラス・ウィックのプロダクション会社、レッド・ワゴン・プロダクションは、これまでコロンビア・ピクチャーズのために『ウルフ』、『ザ・クラフト』などの映画を製作してきた。

ニューヨーク生まれ、ロサンゼルス育ちのウィックは、イエール大学を優等で卒業した後、映画製作者アラン・J・パクラのコーヒーボーイの職についた。その後、ウィックがプロデューサーを務めた『ワーキング・ガール』は、作品賞を含む6部門にわたってアカデミー賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞では、ミュージカル/コメディ部門の作品賞を含む5部門で受賞した。

彼は、ウィノナ・ライダーとアンジェリーナ・ジョリーが主演し、スザンナ・ケイセンの原作を映画化したジェイムス・マンゴールド監督作品『17歳のカルテ』とリドリー・スコット監督の『Goldiator』の製作を終えたところである。現在は、ポール・バーホーベン監督作品、『The Hollow Man』の製作に入っており、その後は多大な期待を寄せられているスティーブン・スピルバーグの『Memories of a Geisha』にとりかかる予定である。



■ジェイソン・クラーク(製作総指揮)

ニューヨーク市に生まれ、ウォルター・ヒル監督ラリー・ゴードンの『ストリート・オブ・ファイアー』でプロダクションアシスタントをつとめ、エンタテインメント業界でのキャリアをスタートさせた。

UCLAで経済学を学んだクラークは、スマート・エッグ・ピクチャーズ社の副社長の他、製作や企画に関するポジションに就いてきた。米国演出家組合のメンバーである。

(製作総指揮)『Happy,Texas』
(製作)『Homegrown』『Sink or Swim』『マキシマム・リスク』『サドン・デス』『クエスト』。



■M・ナイト・シャマラン(脚色)

1999年、空間の成功をおさめたヒット作『シックス・センス』の監督として彼は賞賛を浴びた。ブルース・ウィリス、トニー・コレット、ハーレイ・ジョエル・オスメントが出演したこの作品は、脚本も彼の手によるものである。

シャマランは、故郷フィラデルフィアで10歳の時から映画を作り始め、16歳の時には、すでに45作目の短編映画を完成させていた。

1992年秋、彼はNYUの最後の年に書いた脚本を元に、彼にとっての処女作となる低予算映画をつくるためにインドに向かう飛行機に乗っていた。この“Praying With Anger”は、アメリカから交換留学でインドに戻り、自分の故郷で異邦人のように感じる学生を描いた非常に私的なストーリーである。

シャマランが脚本・監督・製作・主演をこなしたこの作品は、トロント・フィルム・フェスティバルで高い評価を得た。1993年7月には、ロサンゼルスにあるアメリカン・フィルム・インスティテュートからデビュー・フィルム・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。1997年、彼の2作目『翼のない天使』は、劇場で公開された。この作品では、カトリックの学校に通う少年と彼の祖父との親密な関係を描いている。



■ジョン・ダイクストラ(特殊視覚効果シニア・スーパーバイザー)

特殊視覚効果の魔術師ジョン・ダイクストラは、『スター・ウォーズ』でアカデミー視覚効果賞を受賞、さらに同作品でILM社にアカデミー特別業績賞をもたらした。彼は今では世界中に知られたILM社をゲイリー・カーツとジョージ・ルーカスとともに創立するのに一役かった。ダイクストラは、『スター・ウォーズ』のミニチュアやカメラシステムの設計、制作を担当したチームをアレンジした。

彼は、その後『スター・ウォーズ』のクリエイティブ・チームとともに作った新会社アポジーで『スター・トレック』に携わりアカデミー賞にノミネートされた。最近では、ダイクストラは『バットマン・フォーエバー』と『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』の特殊視覚効果スーパーバイザーを務めた。『スチュアート・リトル』のセカンド・ユニットの視覚効果をスーパーバイズするために彼は、1998年3月、ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスに入った。



■ブーン・ナー(アニマル・スタント・コーディネーター)

ブーンズ・アニマルズ・フォー・ハリウッド社のオーナーであるブーン・ナーは、世界的に知られ、尊敬されている。ナーは彼の犬、猫、その他エキゾチック動物たちとともに全米及び14の国で映画の撮影に参加してきた。

ナーの調教の成果が見られる作品は、『マウス・ハント』『罠にかかったパパとママ』『バディ』『インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説』『グレイストーク』『偶然の旅行者』『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』、最新作は『グリーン・マイル』。



■E・B・ホワイト(原作)

E・B・ホワイトは数々の賞を受賞した作家であり、彼のエッセイや児童書は世界中の人々に読まれ大切にされている。1899年、ニューヨーク州マウント・バーノンでエルウィン・ブルックス・ホワイトとして生まれた。コーネル大学で学びながらレポーター及び広告のコピーライターをしていた彼は、1926年にThe New Yorker誌に入り、社説欄にエッセイを書いていた。彼はそのキャリアの大半をThe New Yorkerの週刊誌及びHarper's誌に執筆して過ごした。

ガース・ウィリアムスが挿し絵を描いた「STUART LITTLE」は、彼の作品の中でも特に人気があり、広く読まれているものである。彼はその功績に対してピューリッツァー特別賞を受賞し、その後間もなく1985年に亡くなった。

ホワイトが書いた児童書は3冊、「STUART LITTLE」(1945年・処女作)、「Charlotte's Web」(1952年)、「Trumpet of the Swan」(1970年)。



●ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(視覚効果及びデジタルキャラクター制作)

ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスは視覚効果及びコンピューターアニメーションの技術を専門とする、最先端を行くデジタル・プロダクション会社であり、数々の賞を受賞している。ソニー・ピクチャーズ・イメージワークスは、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント・デジタル・スタジオ部門の一部である。

同社の画期的な技術と才能が発揮された作品は、『ビッグ・ダディ』『パッチ・アダムス』『ヒマラヤ杉に降る雪』『ゴジラ』『シティ・オブ・エンジェル』『コンタクト』『アナコンダ』『スターシップ・トゥルーパーズ』。

現在同社がとりかかっている作品は、『The Yellow Man』(ポール・バーホーベン監督作)、『ジュマンジ』(イメージワークス社長ケン・ラルストンの監督デビュー作)。